SNSやファンコミュニティで頻繁に交わされる「日産スタジアムは遠すぎて見えない」という噂の背景には、陸上競技場特有の空間構造とステージ構成の掛け合わせがあります。
日産スタジアムでは、基本的に北側サイドスタンド前(または南側)に巨大なメインステージを組む「エンドステージ配置」が主流です。この場合、反対側の南側スタンド(または北側スタンド)後方席からメインステージまでの直線距離は約150〜180メートルにも及びます。これは学校の200メートル走トラックの直線に匹敵する距離であり、肉眼での表情識別が不可能なのは物理的な必然です。
また、ステージ両脇に設置される見切れ席(注釈付指定席・サイドスタンド席)の視界にも事前の理解が必要です。メインステージを真横に近い角度から見下ろす形になるため、メインステージ奥のセットや背景映像は見えづらいものの、ステージ袖や花道先端にアーティストが歩み寄ってきた際の距離感はスタンド中央席よりも圧倒的に近いという独特のメリットが存在します。