本試験終了後、例年1月中旬から下旬にかけて公益社団法人日本コンクリート工学会のウェブサイト上でコンクリート技士合否発表が行われます。合格発表番号を確認した後の手続きや、資格の運用面についてもあらかじめ把握しておくべき盲点が存在します。
まず、試験に合格しただけでは正式な「コンクリート技士」を名乗ることはできません。合格証を受領後、所定の登録申請手続きを行い、登録証の交付を受けて初めて資格者としての効力が発生します。また、この資格は一度取得すれば生涯有効というわけではなく、定期的な登録更新(5年ごと)が義務付けられています。更新時には所定の講習受講やCPDS(継続学習制度)の単位取得が求められるため、取得後の管理を軽視して失効させることのないよう留意が必要です。
さらに、多くの発注機関(国交省、地方自治体、高速道路各社など)において、コンクリート技士の保有は工事成績評定の加点対象や現場配置技術者の評価基準に組み込まれています。自社内での評価アップにとどまらず、入札契約時の企業競争力を押し上げる実利的な武器となることを再認識してください。