体重への評価を客観的に見極める第一歩は、公的な健康基準との照合です。日本肥満学会(JASSO)が定める判定基準において、身長163cmに対する各体重区分を算出したデータは以下の通りです。
計算式である「体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)」に当てはめると、163センチ60キロのBMIは22.58となります。普通体重の範囲(18.5以上25.0未満)のほぼ中央に位置しており、医学的な観点から「太っている(肥満)」と診断されることは一切ありません。
厚生労働省の国民健康・栄養調査等のデータを見ても、BMI 22前後は長期的な死亡率が最も低く、骨密度や筋肉量がしっかりと維持されている理想的なコンディションとされています。それにもかかわらず「太っているかも」と悩む人が後を絶たないのは、美容体重(約53kg)やモデル体重(約48kg)といったメディア主導の極端な痩せ信仰が心理的基準を歪めているからです。