Q1:ネットで見る帯状疱疹のお腹の写真より赤みが薄く、水ぶくれも小さいのですが、受診すべきですか?
A1:迷わず今すぐ受診してください。ネット上に掲載されている写真は、病状が最も激しく進行した「ピーク時」の症例であることが大半です。初期段階では小さな赤いポツポツが数個ある程度で見分けがつきにくいのが普通です。むしろ、水ぶくれが大きくなる前の「初期症状の写真」のような軽微な段階で抗ウイルス薬を開始できることこそが、後遺症を防ぐ最大の好機です。
Q2:家族にお腹の帯状疱疹がうつる確率はどのくらいですか?お風呂は一緒に入れますか?
A2:大人の家族が過去に水ぼうそうにかかっていれば、帯状疱疹としてうつることはありません。ただし、水ぼうそうにかかったことがない乳幼児や小児には、接触感染により「水ぼうそう」を発症させる危険性があります。患部の水ぶくれがすべて完全に乾いてかさぶたになるまでは、一緒の入浴は避け、タオルや衣類の共有も厳禁です。患部をガーゼ等でしっかりと覆って保護してください。
Q3:かさぶたになって皮膚は治りかけているのに、お腹の奥のピリピリした痛みが消えません。
A3:帯状疱疹後神経痛(PHN)に移行している可能性が強く疑われます。皮膚の発疹が治癒しても、傷ついた神経の炎症や異常興奮が鎮静化するには数カ月から半年以上の時間を要することがあります。皮膚科の再受診はもちろん、痛みが激しく日常生活や睡眠に支障をきたす場合は、神経ブロック注射や専門的な神経疼痛治療薬を扱える「ペインクリニック(麻酔科)」への受診を強く推奨します。