この楽曲が時代を超えて生き続けるもう一つの要因は、ジャンルや国境を超えたアーティストたちによるカバーの連鎖だ。これまでも数多くの実力派シンガーが歌い継いできたが、2020年代半ばに入り、インディーズの若手アーティストや海外のアコースティック系ミュージシャンによる新たな解釈が相次いで発表されている。
どれほど現代的なアレンジや異なったアプローチを施しても、メロディ骨格の堅牢さと歌詞の持つ叙情性が揺らぐことはない。それぞれの時代を生きる表現者たちが自身の感情を投影することで、楽曲は古びるどころか、常に新しい息吹を与えられ続けている。