逮捕説の温床となった最大の引き金は、2023年12月下旬から始まったDJ社長 音信不通 理由を巡る騒動でした。ぴあアリーナMMで予定されていた大規模イベントへの出演を突如キャンセルし、公式SNSの更新も完全停止。メンバーやマネジメントスタッフですら「社長と連絡がつかない」と公表せざるを得ない異常事態に陥りました。
当時のYouTube配信で残されたメンバーが困惑と憔悴を浮かべて語った「どこにいるのか本当に分からない」「生きているかどうかの安否確認すら取れない」という肉声は、リスナーの不安を極限まで煽りました。警察への捜索願提出が取り沙汰されるほどの張り詰めた現場感こそが、「すでに警察に拘束されている」という誤認を定着させる格好の土壌となってしまったのです。
後に本人の口から明かされた失踪の背景には、精神的・肉体的な極限状態がありました。長年にわたる過密スケジュールに加え、海外進出に向けたタイやインドネシアでの事業投資の難航、そして膨らみ続けた巨額の資金ショートが、彼の精神を著しく摩耗させていました。かつて「どんな逆境もネタにして笑いに変える」と豪語していた希代のエンターテイナーが、現実の重圧に耐えかねて音信を絶つという、極めて生々しい破綻の瞬間でした。
さらに根本的な疲弊の火種として、かつて泥沼の裁判闘争に発展したDJ社長 H氏 トラブルの後遺症も無視できません。グループの商標権や楽曲権利を巡り、初期の筆頭出資者であったH氏との間で繰り広げられた法廷闘争は、和解成立に至るまで莫大な法的費用と莫大な精神的リソースを消費させました。この権利闘争の爪痕が、その後の資金繰り難に長期間影を落とし続けていたのです。