2026年の最新臨床研究において、頭部の過剰な発汗に関する新たな知見が相次いで報告されています。これまで「汗っかき」と一括りにされがちだった症状ですが、特定部位に集中して滝のような汗をかく背後には、交感神経の過剰な緊張が深く関与していることが明らかになりました。
日本汗症学会の役員であり、多汗症研究の第一人者として知られる東京医科歯科大学名誉教授の横関博雄医師らの研究グループは、体温調節を超えた発汗反応のプロセスを詳細に解析。その結果、特に明らかな原因疾患がないにもかかわらず頭皮や顔面に極度の発汗が生じる状態を「原発性局所多汗症」、特に頭部に局在するものを「頭部多汗症」として概念を整理しました。脳がわずかなストレスや温熱刺激を過剰に感知し、汗腺へ過剰な伝達物質を送り出してしまうことが、あの抑えきれない頭汗の正体だったのです。