千葉の独走に待ったをかけたのが、よみうりランドの広大な敷地の一部を舞台に動き出した「ポケパーク カントー」だ。日本発の世界最大級IPであるポケモンが、ついにその名の由来となった関東のリアルな大地に常設拠点を構えた意味は計り知れない。
デジタルの画面を飛び出し、豊かな自然の起伏を活かした体験型フィールドは、従来のライド型アトラクションに食傷気味だったZ世代やファミリー層を熱狂させている。あえて巨大な建造物を乱立させず、リアルの森や地形と連動させる仕掛けは、莫大な設備投資競争に対する鮮烈なカウンターだ。オープン以来、チケットの争奪戦は激化の一途をたどっており、東京湾岸に集中していたエンタメの重心を内陸部へと引き戻しつつある。