建築業界やリフォーム市場で突如として駆け巡った「TOTOのユニットバスが全面的に受注停止になった」という噂ですが、実際の現場を取材すると、より細分化された複雑な状況が見えてきます。結論から言えば、すべてのユニットバスの注文が完全にストップしているわけではありません。
現場を混乱させている最大の要因は、「一部の特定オプションや特定グレードにおける一時的な受注受付の停止」と、それに伴う「全体の納期目安が通常の数倍に伸びている」という二重のハードルです。普段であれば発注から2〜3週間で現場に納品されるシステムバスが、案件によっては納品まで2〜3か月以上待ちとなるケースが相次いでいます。
TOTO公式発表の納期情報を確認すると、主力工場は稼働を維持しているものの、オーダーの集中とサプライチェーンの乱れが重なり、受注残を解消するまでに想定以上の時間を要していることが窺えます。現在、標準仕様の製品から順次バックオーダーの解消が進められていますが、完全な正常化には今しばらく時間がかかる見通しです。