おばあちゃんの味を完全再現!苦味ゼロで翡翠に輝くふきの煮物術

おばあちゃんの味を完全再現!苦味ゼロで翡翠に輝くふきの煮物術

おばあちゃんの味を完全再現!苦味ゼロで翡翠に輝くふきの煮物術に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

「祖母の煮物は鮮やかな緑色だったのに、自分で作ると茶色くくすんでエグみが残ってしまう」。そんな挫折を経験した人は多い。だが、プロの技を取り入れた下処理さえ押さえれば、誰でも透き通るような翡翠色と爽やかな風味を両立できる。鍵を握るのは「板ずり」の塩分濃度と、温度変化を味方につける冷却ステップだ。

まずは鍋に入る長さに切り揃えたフキに、やや多めの粗塩を振り、まな板の上で手のひらを使ってゴロゴロと転がす。この板ずりによって表面の細かな毛が取れ、細胞壁に適度な刺激が入ることで、クロロフィル(葉緑素)が美しく定着する。沸騰したたっぷりの湯に塩がついたまま投入し、太い部分は約3分、細い部分は2分ほど茹で上げる。

茹で上がったら迷わず氷水へと放ち、一気に熱を取る。この急冷が色止めに不可欠なステップだ。皮剥きは、切り口の端から全周にわたって少しめくり、それを束ねて一気に下へと引き下ろす。両端から同様に行えば、驚くほど滑らかに筋が取れる。筋を引いたフキを澄んだ冷水に30分から1時間ほどさらすことで、余分なアクと渋みが抜け、上品なほろ苦さだけが残る極上の下準備が完了する。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。