消化にいいもの決定版!胃もたれ・風邪を救う食事と実はNgな真相

消化にいいもの決定版!胃もたれ・風邪を救う食事と実はNgな真相

消化にいいもの決定版!胃もたれ・風邪を救う食事と実はNgな真相にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

胃の運動機能が低下している際、最も優先すべきは「食べたものがどれだけ早く胃から十二指腸へと送り出されるか(胃排出能)」です。健康な成人の場合、胃の中に留まる時間は炭水化物がおよそ2〜3時間、タンパク質が4〜5時間、脂質にいたっては7〜8時間近くに及ぶことが昭和大学などの消化器臨床研究で実証されています。

消化時間の早さで食品を分類すると、頂点に立つのは水分を多く含んでデンプンがα(アルファ)化された「おかゆ」や「煮込みうどん」です。これらは1時間30分〜2時間程度で胃を通過します。次いで、脂肪分が極めて少ない「半熟卵」「絹ごし豆腐」「白身魚(タラ・鯛など)」「鶏ささみ」といった消化にいい高タンパク食材が並びます。卵は完全に加熱した固ゆで卵よりも、半熟状態のほうが胃酸と混ざりやすく、滞留時間が約1時間半短縮されるというデータが存在します。

一方で、消化を著しく遅らせる最大のボトルネックが「油分」と「不溶性食物繊維」です。脂質は胃の運動を抑制する消化管ホルモン(コレシストキニン)の分泌を促進し、胃の内容物排出を物理的にストップさせてしまいます。胃に優しい食事を成立させる鉄則は、「低脂質・低残渣(水溶性食物繊維を適量)・柔らかい加熱調理」の3拍子を厳格に揃えることにあります。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。