ネタの導入部で流れ、観客の心拍数を一気に引き上げるあの特徴的なシンセベースのリフ。単なる効果音と思われがちですが、実は90年代のクラブシーンを揺るがした世界的なハウスミュージックが元ネタです。
使われている楽曲は、アメリカの歌姫ウルトラ・ナテ(Ultra Naté)が1997年にリリースした『Free』(Mood II Swing Extended Vocal Mix)。自由を叫ぶ力強い歌詞と疾走感あふれるベースラインが特徴で、ビルボードのダンスクラブプレイチャートで1位を獲得した正真正銘の名曲です。学生時代からブラックミュージックやクラブサウンドに親しんでいた小島自身が、下北沢のCDショップで自ら掘り出し、リズムに合わせて海パン姿でステップを踏んだことで奇跡的なグルーヴが完成しました。
そしてネタのクライマックスを飾る謎の呪文「オッパッピー」。テレビに登場した当初は意味不明な奇声として処理されていましたが、れっきとした意味が存在します。
小島本人がメディアで公言している通り、その正体は「Ocean Pacific Peace(太平洋に平和を)」の頭文字です。沖縄県久米島に生まれ、幼少期から海をこよなく愛してきた彼ならではの平和への祈りが込められていました。「自分の失敗など太平洋の雄大さに比べればちっぽけなもの」という壮大な肯定感が、あの短いフレーズに凝縮されています。