2023年のバレーボール熱は、地上波中継の高視聴率やSNSのトレンドジャックにも鮮明に表れていました。代々木第一体育館で開催されたOQTの会場周辺は連日超満員となり、チケットは全日程で即日完売。リアルタイムのネット反応では、かつての「バレーボール=アイドル的なタレント応援文化」から「純粋なトップスポーツとしての戦術的熱狂」へとファンの視線が完全にシフトしたことが伺えます。
SNSやネット掲示板を検証すると、開幕当初の「エジプト戦のフルセット逆転負け」に対する批判や悲観論から、その後のトルコ、セルビア、スロベニア戦で見せた劇的な修正力に対する驚嘆の声へと一変しました。「相手の強打を山本が拾い、関田が完璧に配球して石川・高橋が決める一連のトランジションが美しすぎる」「ブロック板が厚い欧州勢をスピードと守備力で翻弄する姿はまさに痛快」といった、戦術面の進化を称賛するリアルな声が溢れました。
メディア露出においても、ただ派手なスパイクを称えるだけでなく、リードブロックの配置やディフェンスのポジショニングといったディテールにスポットが当たるようになり、日本男子バレーのブランド価値そのものが根本からアップデートされた瞬間でした。