映画3部作の累計興行収入は110億円を突破し、当時の邦画実写シリーズとしては異例のメガヒットを記録しました。映画『SPEC』や『20世紀少年』で知られる堤幸彦監督のポップかつテンポの良い演出、昭和歌謡やT・レックスのロックナンバーを織り交ぜた音楽設計は、原作ファンのみならず幅広い世代の映画ファンを取り込みました。
鑑賞者からの評価としては、「少年時代の秘密基地という普遍的な郷愁から、巨大ロボットが闊歩する終末世界へと広がるワクワク感がたまらない」「細部の小道具や昭和の風景描写へのこだわりが凄まじい」といった称賛が多数を占めます。
一方で、壮大な風呂敷を畳み切るための脚本の駆け足感や、原作の哲学的テーマの改変についての指摘もありますが、2000年代後半の日本映画が持っていた「巨額の予算と熱量を投じて本気で壮大なSF巨編を作り切る」というエネルギーを象徴する記念碑的作品であることは間違いありません。