涸沼自然公園キャンプ場を訪れるにあたり、初見のキャンパーが陥りやすい盲点が「風」と「買い出し・温泉の動線」です。
涸沼周辺は汽水湖特有の穏やかな気候である反面、遮蔽物のない高台の芝生広場では、夕方から夜間にかけて急激な湖風(吹き上げの風)に見舞われることがあります。アルミペグやプラスチックペグでは強風で抜けてしまう恐れがあるため、鍛造ペグや30cm以上の頑丈なスチールペグを携行し、ガイロープを確実にペグダウンする設営技術が求められます。
また、涸沼自然公園キャンプ場のチェックイン時間(標準13:00〜、デイキャンプ等は別規定)に合わせた周辺施設の活用も重要です。車で10〜15分圏内に大型スーパーやコンビニ、地元の直売所が点在しており、茨城名産の新鮮な野菜や涸沼名物のシジミを現地調達してキャンプ飯を楽しむのが通の過ごし方です。
さらに、撤収後や滞在中のリフレッシュには周辺温泉スーパーの開拓が欠かせません。近隣には涸沼を望む展望露天風呂を備えた温泉宿や公衆浴場、大洗方面の日帰り温泉施設が揃っており、キャンプの疲労を心地よく癒やすことができます。
そして初夏の風物詩として見逃せないのが、毎年6月下旬から7月中旬にかけて開催される「涸沼自然公園 あじさいまつり」です。園内の「あじさいの谷」を中心に約30種1万株の色鮮やかなあじさいが咲き誇り、この時期のキャンプは青紫の花々散策とアウトドア体験を同時に楽しめる特別なシーズンとなります。