金元寿子のキャリアを語る上で欠かせないのが、2018年5月に発表された海外留学に伴う活動休止です。当時、多数のレギュラー作品やゲームの看板キャラクターを抱えていた売れっ子声優の突然の休業宣言は、業界とファンに大きな衝撃を与えました。
所属事務所であるぷろだくしょんバオバブの公式発表資料によると、休業の主眼は「外国語の習得と、見聞を広げて人間的な経験を深めること」にありました。留学先はオーストラリア・シドニーで、語学学校に通いながら異文化環境で生活を送ったことが本人の回顧談でも明かされています。
当時のインタビューや復帰後のコメントでは、20代を通じて多忙を極める中で「一度立ち止まり、表現者としてのインプットを増やしたい」という強い探究心があったことが語られています。人気絶頂期に仕事を一時離れる選択は大きなリスクを伴いますが、彼女は自身の直感と成長を信じて決断を下しました。
2019年3月に予定通り帰国し、活動を再開。復帰後の現場では、以前からの持ち味である可憐な少女声に加え、大人の女性や陰のあるキャラクター、芯の強い少年役など、演技の引き出しが格段に増えたと音響監督や制作陣からも絶賛されています。