進撃の巨人・無垢の巨人の正体とは?人を食べる理由と悲劇の結末を解明

進撃の巨人・無垢の巨人の正体とは?人を食べる理由と悲劇の結末を解明

進撃の巨人・無垢の巨人の正体とは?人を食べる理由と悲劇の結末を解明の背景について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

本作屈指の緻密なストーリーテリングを象徴するのが、物語の鍵を握る2体の無垢の巨人です。進撃の巨人伏線回収まとめにおいて最も読者を戦慄させたのが、ダイナ・フリッツの真相でした。

第1話でエレンの母親カルラを捕食し、後にエレンの目の前でハンネスを惨殺した「笑う巨人」。その正体は、グリシャ・イェーガーの最初の妻であり、フリッツ王家の血を引くダイナ・フリッツでした。マーレの境界壁で巨人化薬を打たれる直前、ダイナはグリシャに向かって「どんな姿になっても……あなたを探し出すから」と言い残しました。彼女は無垢の巨人となった後もその誓いを無意識に抱え続け、グリシャの生家へと向かい、カルラを食い殺し、最終的にはグリシャの息子であるエレンと邂逅したのです。

この因縁は単なる悲劇にとどまりません。第50話「叫び」において、エレンが無意識にダイナ巨人の掌を殴りつけた瞬間、エレンが宿していた「始祖の巨人」とダイナの「王家の血」が接触し、始祖の巨人と座標の能力が突発的に発動しました。エレンが他の無垢の巨人を操ってダイナを八つ裂きにさせたこのシーンは、第1話からの伏線が完璧に回収された瞬間でした。

一方で、人間のエゴによる最もおぞましい被害者として描かれたのがコニーの母親の巨人化です。ウォール・ローゼ内に巨人が突如出現した事件において、壁に破れがないにもかかわらずラガコ村は壊滅していました。コニー・スプリンガーの生家の上に横たわっていた巨人は、手足が極端に細く自力で動けない奇形であり、コニーを見つめて「オ……カ……エ……リ……」と絞り出すような声を上げました。

後に明かされた真相は、マーレ軍の戦士長ジーク・イェーガーによる生体実験でした。村全体にガス状の脊髄液を散布され、身動きが取れないまま巨人へと変貌させられたのです。母親を元の姿に戻したいと願い続けたコニーの苦悩は、無垢の巨人が背負わされた非人道性を読者に生々しく突きつける描写となりました。

吉田 誠
著者

吉田 誠

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。