異文化のパフォーマンスがこれほど自然に浸透した背景には、指揮官である栗山英樹監督の深い洞察と温かな懐があった。代表選考の段階から異例の抜擢として注目されたヌートバーの起用だが、栗山監督はその人柄とプレイに対する真摯な姿勢を確信していた。
MLBという異なる文化圏で揉まれてきた選手を受け入れるにあたり、チーム全体へ「お互いを尊重し、個性をそのまま受け入れよう」というメッセージを提示した。監督自身が率先して笑顔で迎え入れたことで、若手からベテランまでが一瞬で打ち解け、ポーズひとつで結ばれる強固な絆が完成したのだ。