「ビュッフェに1人2万円以上を払う価値が本当にあるのか?」——この疑問に対する結論から言えば、「狙い目となる料理と体験価値を正しく理解して訪れるならば、極めて満足度は高い」と言えます。利用者が支払額以上のコストパフォーマンスを実感できる決定的な理由は、主に次の3点に集約されます。
第1の理由は、ホテルニューオータニの誇る名店「パティスリーSATSUKI」の高級スイーツがミニサイズで好きなだけ味わえる点です。店頭で購入すれば1ピース4,000円前後するスーパーメロンショートケーキをはじめ、スーパーあまおうショートケーキ(季節限定)や厳選素材のタルト、特製ジェラートがデザートコーナーにずらりと並びます。通常、カフェ利用でケーキセットを頼むだけでも数千円を要することを考慮すると、スイーツ愛好家にとってこれだけで元が取れると評されるほどの破壊力を持っています。
第2の理由は、一般的なビュッフェの常識を覆す「ライブキッチンのクオリティ」です。作り置きの料理を大皿から取り分けるのではなく、中央のステージキッチンにて目の前で焼き上げられる国産牛の鉄板焼き、職人がその場で握る寿司、揚げたての江戸前天ぷら、そして代々受け継がれてきた伝統のローストビーフが提供されます。鉄板焼き寿司カウンターの職人の手捌きと音、香りを五感で楽しむ臨場感は、単なる食事を超えたエンターテインメントとして機能しています。
第3の理由は、都心の特等席から見渡す圧倒的な景観です。地上約70メートル、遮るもののない円形フロアからは、迎賓館赤坂離宮の広大な緑、新宿の超高層ビル群、東京タワー、天候に恵まれれば遠く富士山まで一望できます。料理の質、空間の格式、絶景の掛け算こそが、本施設が長年にわたり記念日利用の頂点に君臨し続ける所以です。