Q1:チョークを「開(戻す)」にするとエンジンがストンと止まってしまいます。何が原因ですか?
A1:キャブレターの燃料供給量が極めて薄くなっている(燃料不足)ことが主な原因です。チョークを閉じているときだけ辛うじて始動するのは、吸入空気を絞って無理やりガスを濃くしているためです。キャブレター内部のジェットの詰まり、ダイヤフラムの劣化硬化、燃料フィルターのゴミ詰まり、インシュレーター(マニホールド)接合部からの二次エア吸い込みを点検してください。
Q2:プライマリーポンプを何度押してもガソリンが透明ドームに入ってきません。
A2:タンクからキャブレターへ繋がる「燃料ホース」にひび割れが生じてエアを吸っているか、タンク底に沈んでいる「燃料フィルター(吸引ストレーナー)」が目詰まりしています。また、ポンプのゴム自体に微細な亀裂がある場合も負圧が発生せず吸い上げられません。ホースの亀裂確認と、ポンプゴムの交換(各社共通で1個200〜500円程度で入手可能)を行ってください。
Q3:作業終了後、次回の始動トラブルをゼロにするための正しい保管方法はありますか?
A3:作業完了時に「燃料タンクを完全に空にし、エンジンがガス欠で自然停止するまでアイドリングさせ、キャブ内部のガソリンを完全に使い切ること」です。タンクから混合油を抜いた後、チョークを操作しながら数回始動を試みるとプライマリーポンプや気化器内の残留ガソリンが燃焼し尽くされます。この一手間をかけるだけで、キャブレターの固着トラブルは9割以上未然に防止できます。