Q1:実を1粒だけ誤って噛んで飲み込んでしまった場合、命に関わりますか?
A1:大人の場合、果実1粒程度を誤飲しただけで直ちに命を落とす可能性は低いですが、種子を強く噛み砕いていた場合はサポニン毒が溶け出し、数時間以内に強い腹痛や嘔吐・下痢を起こす可能性があります。子どもや小型ペットの場合は1〜2粒でも重症化するリスクがあるため、自己判断で放置せず、速やかに医療機関を受診するか専門の相談窓口へ連絡してください。
Q2:果汁が子どもの手や洋服についてしまいました。どう対処すべきですか?
A2:皮膚に付着した場合は、直ちに大量の流水と石鹸で丁寧に洗い流してください。こすりすぎて皮膚を傷つけると毒素の浸透を招くため、泡で優しく洗い流します。衣服についた赤紫の色素は非常に落ちにくいため、酸素系漂白剤やクエン酸を用いた浸け置き洗いが有効ですが、皮膚に触れる裏地部分は入念にすすいでください。
Q3:草刈り機(刈払機)で一気に粉砕・刈り取っても問題ありませんか?
A3:おすすめできません。高速回転する刃で茎や果実を粉砕すると、毒性を含む果汁や樹液の飛沫が四方に飛び散り、作業者の顔面や目、露出した皮膚に付着して激しい炎症や角膜炎を引き起こす恐れがあります。また、粉砕しても地下の根は死滅しません。手作業で根元を切り落とし、切り口に薬剤を塗布するか、根ごと掘り出す方法を推奨します。
Q4:飼い犬が庭に生えたヨウシュヤマゴボウの葉や実を食べてしまったようです。
A4:犬や猫にとってもヨウシュヤマゴボウは猛毒です。激しい嘔吐、血便を伴う下痢、過剰な流涎(よだれ)、痙攣、昏睡を引き起こします。無理に吐かせようとすると気管を詰まらせる危険があるため、摂取した時刻や植物の部位、量を把握した上で、直ちに動物病院へ緊急搬送してください。