一時はインバウンド特需に沸いた同館ですが、なぜ営業終了へ追い込まれたのか。関係者の証言や業界動向を整理すると、東京ベイプラザホテルの閉館理由には3つの決定打が存在しました。
第一に、新型コロナウイルス感染拡大によるインバウンドの完全喪失です。団体ツアーに特化したビジネスモデルだったため、国境が封鎖された打撃を直接的に被ることになりました。第二に、建物の深刻な老朽化です。耐震補強や水回り設備の更新など、数億円規模にのぼる改修費用を捻出することが困難な状況に陥っていました。
第三に、近隣競合の台頭が挙げられます。木更津駅周辺や金田地区には、大浴場や最新設備を備えた全国チェーンのビジネスホテルが続々と進出。老朽化した施設で価格競争に巻き込まれ、収益構造は急速に悪化しました。過去には東京ベイプラザホテル関連の倒産ニュースや競売に関する情報が取り沙汰されたこともあり、資金繰りの悪化が決定打となったのは明白です。