ワゴン販売が姿を消した現在、旅のお供としてアイスを買い求める人々はどこに向かうべきなのか。その答えは、駅のホームと特定の車両内に隠されている。
現在、東海道新幹線の主要駅ホームには、JR東海リテイリング・プラスが手掛ける専用の自動販売機が続々と設置されている。ドライアイス並みの保冷管理が施された自販機では、あのカチコチの状態を維持したアイスが24時間いつでも購入可能だ。乗車前にホームで手に入れておけば、列車に乗り込んだ後もあの「固さ」とじっくり格闘する醍醐味を味わえる。
さらに、N700S系などを中心とする最高級のグリーン車においては、座席のクッションカバーに配されたQRコードからアクセスするモバイルオーダーサービスが導入されている。自身のスマートフォンから注文を入れるだけで、パーサーが座席まで冷えたアイスを届けてくれる仕組みだ。時代が変わっても、上質な移動空間の中で極上の味わいを楽しむスタイルはしっかりと継承されている。