「後方列が当たってしまったけれど、森ノ宮ピロティホールの後方の見え方は実際どうなのか」という疑問に対する真実は、「視界自体は良好だが、表情の目視は難しい」という結論になります。
特に20列目の視界を検証すると、9列目以降から積み重なった勾配のおかげで、前の観客の頭で舞台全体が見えないというトラブルはほとんど起きません。舞台全体の照明演出やフォーメーション、セットの全景を見渡すにはむしろ理想的な高さと角度が確保されています。
ただし、舞台から20列目・25列目までの物理的な距離は約25〜30メートル離れています。人間の視力では、俳優の細かな表情の変化やまぶたの動き、流れる涙までを肉眼で鮮明に捉えることは困難です。視界が抜けているからこそ「見えない」のではなく、「遠さによるディテールの見落とし」を防ぐ準備が必要不可欠となります。