15年を超える活動期間の中で蓄積された楽曲群は、グループの成長の軌跡そのものである。ファン投票やストリーミング再生数、ライブでの定着度を総合すると、人気曲ランキングの上位には独自の傾向が見て取れる。
不動の第1位として君臨し続けるのは、メジャーデビュー曲でもある「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」だ。百田夏菜子の代名詞であるエビ反りジャンプに象徴されるアクロバティックなパフォーマンスは、4人体制に合わせて再レコーディングされた「ZZ ver.」として今もライブのクライマックスを飾る。続く上位には、映画主題歌として映画ファンにも親しまれた「走れ! -ZZ ver.-」、そして布袋寅泰がギターを務めたロックナンバー「サラバ、愛しき悲しみたちよ」が名を連ねる。
興味深いのは、10周年を記念して制作された「クローバーとダイヤモンド」や、近年の成熟期に発表されたミディアムナンバーへの評価が年々高まっている点だ。初期の過激な転調やハイテンポな楽曲で観客を圧倒するスタイルから、4人のハーモニーと情緒豊かな歌詞で聴き手を包み込むスタイルへのシフト。この音楽的変遷こそが、メンバーとファンが共に年齢を重ねることを肯定する強力な推進力となっている。