Q1:時間が経って完全に固まった絵の具でも、本当に跡形もなく落とせますか?
A1:綿やポリエステルなどの一般的な生地であれば、エタノールで樹脂を軟化させ、40〜50℃のぬるま湯とウタマロ石鹸で叩き出すことで、肉眼ではほぼ見えないレベルまで落とすことが可能です。ただし、数ヶ月以上放置して顔料が繊維の芯まで染着している場合や、繊細な天然素材の場合は微かに薄い影が残ることがあります。その際は酸素系漂白剤でのつけ置きを併用してください。
Q2:除光液と消毒用エタノールはどちらを使うべきですか?
A2:衣類の染み抜きには、生地への攻撃性が低く安全性の高い「消毒用エタノール」を強く推奨します。除光液はアクリル絵の具を強力に溶かしますが、合成繊維を溶かしたり、木製家具のニスやプラスチック製品を変質・白化させるリスクが非常に高いため、ガラスや金属など耐溶剤性のある硬質素材以外への使用は避けてください。
Q3:外出先で服に絵の具がついてしまった時の緊急応急処置はありますか?
A3:アクリル絵の具は「乾く前」に対処するのが最大の防御策です。乾く前であれば水溶性ですので、決して乾いたティッシュで擦り広げず、濡らしたハンカチやウェットティッシュで水分を保ちながら優しくつまみ取ってください。可能であれば、洗面所でハンドソープや食器用洗剤を馴染ませて流水でもみ洗いし、完全に乾燥させない状態をキープして帰宅することが肝心です。