日本のポップス史をさかのぼると、1960年代の初代(橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦)に始まり、アイドルカルチャーの基盤を築いた「新御三家」の誕生へと行き着く。個性が全く異なる3人が同時に同じフィールドへ君臨することで、ファンの対立構造と強い帰属意識が生まれ、市場全体が爆発的に拡大した。
かつてジャニーズ事務所の黎明期を支えたスターたちの登場は、日本の男性アイドルのビジネスモデルを不動のものにした。歌唱力、圧倒的なステージパフォーマンス、そして洗練されたビジュアル。それぞれの強みがぶつかり合うことで、単なるタレントの集まりではない「社会現象」へと昇華していったのだ。