物語の中盤、登場人物たちの距離が変化していく過程で描かれた市外・県外のレジャースポットも実在の場所が忠実に採用されています。大垣市内から少し足を伸ばすことで、映画の重要な転換点を巡ることができます。
養老の滝と養老天命反転地(岐阜県養老町)
大垣駅から養老鉄道で約25分の場所に広がる養老エリアは、将也と硝子が電車で出かけた印象深いロケ地です。養老の滝へ至る鬱蒼とした緑に囲まれた散策路や滝壺の迫力は、2人の距離が少しずつ縮まっていく初々しさを演出しました。
また、現代美術家・荒川修作氏らが手掛けた体感型アート庭園「養老天命反転地」は、すり鉢状の巨大な地形や傾斜した建造物が特徴の施設です。作中でもその歪んだ不思議な空間の中で過ごす描写があり、平衡感覚が揺さぶられる独特の体験を現地でそのまま味わうことができます。
ナガシマスパーランドの大観覧車「オーロラ」(三重県桑名市)
高校のクラスメイトたちと出かけた遊園地のモデルとなったのが、三重県桑名市にあるナガシマスパーランドです。特に植野直花と硝子が2人きりで乗り込み、互いの感情をぶつけ合った大観覧車「オーロラ」は、高さ92メートルを誇る国内屈指の観覧車として稼働しています。ゴンドラ内から見渡す伊勢湾の景色とともに、張り詰めた緊張感の中で交わされた言葉の重みを追体験できるスポットです。