ゴルファーの間で霞台カントリークラブの評判を取り上げる際、真っ先に挙がるのが「手頃な価格帯ながら、36ホールの本格的な丘陵林間レイアウトを楽しめる」という点です。都心部から高速道路を利用して1時間半圏内という立地でありながら、豊かな松林でセパレートされた景観は、バブル期以前の名門コースを思わせる重厚さを漂わせています。
コース難易度に関しては、全体を通して極端な狭さやトリッキーなブラインドホールが連続するわけではありません。フェアウェイの幅はおおむね標準以上が確保されており、ドライバーを気持ちよく振り切れるホールが多いため、アベレージゴルファーからは「ベストスコアが出やすい」という好意的な評価が寄せられています。
しかし、スコアカード通りの数字だけで判断するのは早計です。随所に効果的に配置された池、要所に口を開ける巨大ガードバンカー、そしてアンジュレーションの施されたグリーンが、安易なショットを許さない設計になっています。天候や風向き、ピンポジションによって求められる番手選びが激変するため、上級者にとってもコースマネジメントの甘さを的確に突かれるシビアな戦略性を秘めています。