「裏垢」とは、日常的な人間関係と結びついた本来のアカウント(本垢)とは別に、目的を絞って開設・運用される非公式なサブアカウント全般を指すインターネットスラングです。Weblio辞書などの用語解説でも「本来のアカウントとは別に作られる非公開寄りの私的なアカウント」と定義されており、X(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどを中心に広く浸透しています。
混同されやすい言葉に「鍵垢(かぎあか)」があります。鍵垢との違いを一言で言えば、「運用の立ち位置」か「セキュリティ設定」かという点に集約されます。鍵垢はプライバシー設定で投稿を非公開にし、承認したフォロワーだけに閲覧を限定する「機能」のことです。したがって、「公開状態の裏垢」も存在すれば、「鍵をかけた本垢」も存在します。
上表の通り、本垢との違いは「どの社会的ペルソナ(仮面)で発信しているか」にあります。学校や職場といった現実のコミュニティに縛られた本垢に対し、裏垢は利害関係のない第三者として振る舞えるため、心理的な解放区として機能しやすい特徴を持ちます。