最終回が放送された夜、日本のソーシャルメディアは賛否両論の熱気に包まれました。ビデオリサーチの調査による番組最高視聴率19.4%という数字が示す通り、日本中の視線が「黒幕の正体」に集中していたためです。
大手ネット掲示板やSNS上に寄せられたリアルタイムの声を分析すると、視聴者の反応は大きく2つの陣営に二極化していました。
肯定派からは「序盤から怪しかった黒島ちゃんが綺麗に回収されて鳥肌が立った」「西野七瀬の感情を失ったような無機質な笑顔が、本物のサイコパス像として完璧にハマっていた」という絶賛の声が上がりました。乃木坂46卒業直後というキャリアの転換期において、清純派のイメージを自ら打ち砕くような怪演を見せた西野七瀬さんの演技アプローチは、多くの映像評論家からも高く評価されています。
一方で、手厳しい批判票も少なくありませんでした。「伏線が多すぎて回収がダイジェスト気味になり、動機が『サイコパスだから』で片付けられたのは肩透かし」「内山達生(野間口徹演じる刑事をも欺いた狂気の信奉者)の使い捨て感が否めない」といった脚本展開に対する不満も噴出しました。期待値が極限まで跳ね上がっていたからこそ、説明しきれなかった謎に対して厳しい視線が注がれたのも、この作品が巻き起こした熱量の裏返しと言えます。