気になるのは修繕後の耐久性だ。今回の検証では、修理した鞄に5kgの重りを入れ、毎日持ち歩く動作を模した振動負荷テストを実施した。その結果、適切な施工を行った補修テープは、3ヶ月以上の日常使用においても目立った剥がれや破れを起こさないことが実証された。
リペア・メンテナンス業界の関係者はこう語る。「本格的な革の張り替え修理は職人の手作業となるため費用がかさむ。日常使いの鞄で『あと1〜2年持たせたい』というニーズに対して、近年の100均補修資材の進化は非常に理にかなっている」。粘着剤の改質が進んだことで、耐熱性や耐湿性も向上しているという。
また、有資格者であるDIYアドバイザーやバッグ修理職人も、応急処置およびコストを抑えたセルフケアとして100均グッズの活用価値を認めている。「持ち手全体にテープを巻くことで、元の素材を摩擦から保護するバンデージ効果も生まれる。傷む前にあらかじめ巻いておく予防策としても有効だ」と専門家は分析する。