ヘアトレンドの移り変わりが激しいなかでも、韓国テイストを取り入れたデザインは常に高い支持を集め続けています。表参道や銀座のトップサロンで活躍するスタイリストたちへの取材で見えてきたのは、韓国ヘアが持つ「顔型補正の論理的な強さ」です。
日本人の骨格は後頭部が平坦でハチが張りやすい傾向がありますが、韓国スタイルは顔周りの毛流れ(エギョモリ)とトップの立ち上がり、くびれの黄金比率によって、視覚的に理想的な卵型へと導きます。単に毛量を減らす日本の伝統的な削ぎ(セニング)中心のカットとは異なり、毛先の重さを適度に残しながらスライドカットで空間を作るため、毛先に艶とまとまりが生まれる点が決定的な違いです。
さらに、K-POPアーティストや韓国ドラマの世界的影響力に加え、セルフスタイリングの動画ノウハウが日常化したことで、「自宅で再現できる再現性の高さ」が広く浸透しました。作り込みすぎないのに上品に見える絶妙な抜け感こそが、多くの人が劇的な垢抜けを実感する根本的な理由です。