順風満帆に見えた柏原崇の俳優人生が大きく変化した発端は、2004年12月に発生した路上トラブル(傷害事件)でした。
世田谷区内の路上で車を洗車していた人物に対し、通行を妨げられた柏原崇が注意したことから口論に発展し、手を上げてしまったというものです。柏原崇は直ちに被害者へ謝罪し、丸坊主姿で記者会見を開いて深々と頭を下げました。この事件により、当時出演中だったドラマの降板や放送中止を余儀なくされ、長期の芸能活動自粛に入ることとなりました。
この一件を契機に、柏原崇は自身のキャリアや生き方を深く見つめ直すことになります。復帰後も映画や舞台などに出演を続けましたが、かつてのような民放キー局のプライム帯ドラマへの露出は激減しました。次第に「演者として前に出るよりも、作品づくりや裏方として人を支える仕事に携わりたい」という意識が強まり、自然な形で表舞台から身を引く決断を下しました。