利点の多い大和町ですが、ネット上の評判を鵜呑みにせず、現場の課題やリスクにも冷徹に目を向ける必要があります。
最も大きな注意点は「完全な車社会」である事実です。大和町内には旅客鉄道の駅が一つもありません。仙台市中心部へのアクセスは、東北自動車道を利用したマイカー通勤か、吉岡から泉中央駅方面へ向かう路線バス・高速バスに頼ることになります。朝夕の国道4号線や県道は通勤車両で混雑しやすく、高校や大学への進学期を迎えた子どもの通学手段については、親による送迎計画を含めて早い段階から想定しておく必要があります。
次に確認を怠ってはならないのが、水害対策と土地選びです。大和町内を流れる吉田川水系は、過去の台風や集中豪雨の際に浸水被害を経験した歴史があります。大和町ハザードマップを開くと、河川沿いの低地部や旧来の水田地帯には浸水想定区域が明記されています。近年開発された高台の造成地なのか、それとも盛土が必要な低地なのか、住宅を構える際はハザード情報を事前に精査する姿勢が欠かせません。
治安面に関してはどうでしょうか。大和町の治安の評判は、宮城県内でも非常に落ち着いており、凶悪事件の発生率は極めて低い水準を保っています。地域の見守り活動や防犯パトロールが機能している点も安心材料です。ただし、幹線道路から一歩奥に入ると街灯が少ない夜道も存在するため、防犯灯の配置や夜間の歩行ルートについては現地で直接確認することをおすすめします。