しかし、彼女の結婚生活の裏側には、想像を絶する病魔との闘いがありました。大黒摩季は20代半ばから子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、左卵巣嚢腫という複合的な重度の子宮疾患を抱えていたのです。
激痛に耐えながらステージに立ち続けていたものの、病状は徐々に悪化。激しい痛みで日常生活すらままならない状態に陥りながらも、「夫の子供を産みたい」という強い一念から、精力的に不妊治療を開始しました。ホルモン治療や度重なる体外受精など、心身を極限まで削る治療が続きます。
そして2010年11月、病気の本格治療と不妊治療に専念するため、無期限の音楽活動休止を発表。アメリカへ渡航しての治療や受精卵の凍結保存、代理母出産の可能性模索など、あらゆる手を尽くしましたが、残酷にも2015年に受精卵が全滅したことを告げられます。最終的に彼女の命を守るため、子宮全摘出手術を受ける苦渋の決断を下しました。