第2クールオープニング「裏切り者のレクイエム」(歌:ハセガワダイスケ)は、物語が佳境に入るにつれてさらなる変貌を遂げる。特に楽曲内に散りばめられたイタリア語およびラテン語の台詞・コーラス部分は、作品の核心を突く決定的な鍵だ。
冒頭のラテン語コーラス「In fine della vita...(命の終わりに…)」や「Sento l'arma...(武器を感じる…)」といったフレーズは、死と隣り合わせの戦いを繰り広げる者たちの悲痛な祈りそのものだ。イタリア語の挿入フレーズを紐解くと、キング・クリムゾンの能力による時間の吹き飛ばし演出(ディアボロVer.)や、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの発動(ジョルノVer.)に伴って歌詞と音響効果が変化する仕掛けが施されている。
直訳すれば「裏切り者の鎮魂歌」。だが、ここでの「裏切り」とは組織への反逆であると同時に、あらかじめ決められた絶望的な運命への「拒絶」を意味する。「黄金の精神」を継承した者たちが下す「覚悟」の重みが、一言一句の全訳を通して鮮明に浮かび上がってくるのだ。