吉本女芸人の人気を測る上で、テレビの露出量だけを指標にするのは早計です。神保町よしもと漫才劇場やヨシモト∞ホール、大阪のよしもと漫才劇場に足を運ぶと、熱心なお笑いファンの熱量はかつてない高まりを見せています。
客席の8割以上を女性客や20代〜30代の若年層が占める公演も珍しくありません。劇場アンケートやSNSでのファンコミュニティの声を調査すると、従来の「芸人像」に対する価値観の劇的な変化が浮き彫りになります。
「自虐ネタや容姿いじりではなく、纯粋にネタの構成や言葉選びのセンスが抜群に面白い」「YouTubeの舞台裏動画で見せる仲の良さやプロ意識に元気をもらえる」といった声が目立ちます。特に、エルフ・荒川が見せる底抜けに明るいギャルマインドと真摯なお笑いへの姿勢や、ぼる塾の互いを尊重し合う脱力系トークは、現代の視聴者が求める安心感と高い親和性を持っています。
かつて存在した「女性芸人は劇場でウケにくい」という固定観念は現場レベルでは完全に崩壊しており、緻密な伏線回収漫才やリズムネタ、不条理コントなど、多種多様な笑いがフラットに受け入れられています。