山口県の育成ピラミッドの土台を支えているのが、山口県ミニバス連盟に所属する各地のスポーツ少年団やクラブチームです。近年、プレイヤーズセンタード(選手中心)の指導方針が浸透し、早期のポジション固定を排したオールラウンドなスキル習得が推奨されています。
秋から冬にかけて開催される山口県中学バスケ新人戦結果を分析すると、従来の部活動単体チームに混じり、地域クラブチームが上位に進出するケースが顕著になっています。中学校の部活動地域移行が進展するなか、現場の指導者や保護者からは様々な声が寄せられています。
「土日の練習環境がクラブ化されたことで、専門知識を持つコーチから質の高い指導を受けられるようになった」(周南市・中学生保護者)という歓迎の声がある一方で、「遠征費や月謝の負担増、活動場所の確保に地域格差が出ている」(下関市・指導関係者)という現場ならではの課題も浮き彫りになっています。こうした環境下で選抜される山口県バスケU15トレセンは、県内各地の原石を発掘・育成するセーフティネット兼強化プラットフォームとして、これまで以上に重責を担っています。