「北のランプ亭」は、北海道白老郡白老町虎杖浜の海沿いに位置し、ドライブコースとして名高い国道36号線における屈指のランドマークでした。店内に足を踏み入れると、天井から無数の石油ランプが吊り下げられ、温かみのあるオレンジ色の光と木造の重厚な梁がノスタルジックな雰囲気を演出していました。
当時の店舗設計において際立っていたのが、全席オーシャンビューとも言える開放的な窓際レイアウトです。窓の外には見渡す限りの太平洋が広がり、波打ち際の絶景を眺めながら食事を楽しめる唯一無二のロケーションを誇っていました。海鮮炭火焼きの煙と香ばしい醤油の匂い、そしてランプの灯火が織りなす空間は、昭和から平成の北海道観光黄金期を象徴する飲食体験として愛されていたのです。