主人公・竈門炭治郎をはじめとする同期組(炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、栗花落カナヲ、不死川玄弥)は、物語の進行とともに著しい成長を遂げ、階級を駆け上がっていきました。読者の間でしばしば「最終決戦時の炭治郎たちはどの階級だったのか」という議論が交わされますが、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』および作中の描写から明確な足跡を辿ることができます。
1. 竈門炭治郎・我妻善逸・嘴平伊之助の階級推移
最終選別を突破した炭治郎たちは、全員が最下位の「癸(みずのと)」からスタートしました。その後、那田蜘蛛山での下弦の伍・累との死闘や機能回復訓練を経て、コミックス9巻(遊郭編開幕時)の時点で3段階昇格の「庚(かのえ)」になっていることが判明します。
さらに遊郭での上弦の陸(堕姫・妓夫太郎)討伐、刀鍛冶の里での上弦の肆(半天狗)討伐という歴史的快挙を成し遂げた結果、柱稽古編および無限城での最終決戦時点における炭治郎・善逸・伊之助の階級は「丙(ひのえ)」まで到達していました。上弦を打ち破る規格外の戦果を挙げながらも「甲」まで届いていなかった背景には、短期間での戦闘による査定期間の短さや、単独戦ではなく柱との共闘による討伐であった点が組織的に反映された結果と考えられます。
2. 栗花落カナヲと不死川玄弥の特異な立ち位置
同期の中でも飛び抜けた才能を発揮していたのが、蟲柱・胡蝶しのぶの継子である栗花落カナヲです。カナヲは入隊当初から卓越した身体能力と全集中・常中をマスターしており、遊郭編の時点で炭治郎たちを上回る「丁(ひのと)」に位置していました。最終決戦期には炭治郎らと同等以上の階級へ進んでいたと推測されます。
一方、呼吸の適性がなく鬼を喰らうことで一時的に鬼の能力を得る特殊体質の不死川玄弥は、階級の枠組みにとらわれない異端の戦士として活動していましたが、最終決戦時には中堅上位クラスの任務をこなす実力者として認められていました。