ネット上のコミュニティでは時折、「最近の電子レンジは二重絶縁構造だからアース線はいらない」「10年以上付けずに使っているが一度も感電したことはない」といった言説が散見される。こうした電子レンジ アース線 いらない 理由として語られる噂の背景には、アース線を繋がなくてもマグネトロンやインバーター回路が正常に動作し、食品の加熱に一切支障をきたさないという家電特有の構造がある。
しかし、家電製品安全センターや電気保安協会の現場技術者が指摘するように、「動くこと」と「安全であること」は全くの別問題だ。電子レンジは家庭用電化製品の中でも消費電力が1000W〜1400W前後に達する高出力機器であり、内部では数千ボルトの高電圧を発生させてマイクロ波を発振している。経年劣化や内部結露、油煙・ホコリの蓄積によって配線の被覆がダメージを受けると、機器の金属製外枠(キャビネット)に電気が漏れ出す「漏電状態」に陥る。
この状態で電子レンジ アース線 付けない 危険性を放置していると、外枠に触れた人間の身体を通じて大地へと電流が流れる。乾いたリビングであれば皮膚抵抗によって軽微なピリピリ感で済むケースもあるが、水分や塩分で濡れた手で触れた場合、皮膚の電気抵抗値は約10分の1から数十分の1にまで激減する。その結果、心室細動や重篤な筋肉硬直を引き起こし、電子レンジ アース線 感電 火災 リスクが現実のものとなるのだ。さらに、漏電箇所からの微小放電(スパーク)が周囲の油汚れやホコリに着火すれば、キッチン火災へ直結する危険性も孕んでいる。