地図を開くと面白い事実に気づく。この島はカナダの他の地域とは異なり、「ニューファンドランド標準時」という独自のタイムゾーンを採用している。隣接する州からさらに30分進んだ時計の針は、この島が歩んできた独自の歴史と孤立した地理的環境を象徴しているかのようだ。
「ニューフィー」の愛称で親しまれる地元住民たちは、極めて陽気で親切、そして話好きだ。見知らぬ旅行者がパブに入れば、すぐに温かい歓迎を受け、地元の地ビールやアイリッシュテイストのフィドル演奏に囲まれる。独自のタイムゾーンが育んだゆったりとした時間は、多忙な現代社会を生きる都市部の人々に、人間らしい生き方の本質を問いかけてくる。