Yahoo!ファイナンス掲示板やmoomoo証券のコミュニティ、株ドラゴンをはじめとする個人投資家向け掲示板では、相場局面ごとに独自のカルチャーが形成されています。直近数ヶ月の投稿傾向をテキストマイニングの手法で分類すると、投資家層の明確な心理的分断が浮かび上がってきます。
まず目立つのは、通信子会社(9434)を保有するシニア層や高配当投資家の声です。「株価はほとんど動かないが、年2回の配当金計算書を見るのが一番の楽しみ」「株主優待のPayPayポイント付与が嬉しい」といった手堅い支持がある反面、「日銀の追加利上げ観測で有利子負債の重い通信株が敬遠されているのでは」といった金利上昇局面への懸念も投稿されています。
対照的なのが、ソフトバンクグループ(9984)の掲示板です。こちらは「ボラティリティが激しすぎて夜も眠れない」「Armの急騰で含み益が倍になった翌週に大幅調整を食らった」「孫さんのビジョンを信じて握り続ける」といった、まるで暗号資産取引のような激しい感情の吐露が連日繰り広げられています。個人投資家のリアルな評判は、企業の優劣というよりも「自分がどちらの性質の銘柄を保有しているか」によって正反対の様相を呈しています。