一般社団法人全国軽自動車協会連合会や自動車検査登録情報協会の統計データを紐解くと、軽自動車の平均保有年数は約8.5年〜9年前後で推移しています。車両の耐久性向上や物価高に伴う家計防衛意識の高まりにより、「1台の車に長く乗り続ける」傾向そのものは定着しています。
しかし、自動車業界の現場を取材すると、全く異なる2極化の構図が浮き彫りになります。1台を10年以上乗り潰す層がいる一方で、コストパフォーマンスに長けたユーザーは「3年または5年周期」で計画的に乗り換えているという事実です。
2026年現在の軽自動車市場では、先進安全装備の標準化やハイブリッド化、EV(電気自動車)モデルの普及に伴い、新車本体価格が150万円〜250万円台へと高価格化しています。これに伴い、高年式で状態の良い中古軽自動車への需要がかつてないほど高まっており、早期に売却した際の残価率の高さが際立つ市場環境が形成されています。