仲介ブランドであるいい部屋ネットの口コミを分析すると、店舗スタッフの接客レベルやレスポンスの速さには地域差が見られます。直営店とフランチャイズ店での温度差に加え、物件管理を担う「大東建託パートナーズ」への評価についても、「アプリから修繕依頼を出したら即日手配してくれた」という好意的な意見がある一方、「大東建託の管理会社は対応が悪い」という厳しい声が一定数寄せられています。
こうした評価の分裂を生む最大の要因は、同社が推進する「業務のデジタル化」です。専用アプリ「ruum」を中心とした問い合わせ対応への移行が進んだ結果、アプリ操作に慣れた世代にはスムーズな対応と映る反面、電話で直接担当者と話して即座に解決したい人にとっては「たらい回しにされた」と感じる摩擦が生じています。水漏れなどの緊急を要するトラブルでは24時間対応のコールセンターが機能しているものの、近隣住民のマナー違反や騒音トラブルに対する介入には慎重な姿勢をとることが多いため、これが利用者の不満に繋がっています。
一方で、契約手続きにおける実用的なメリットも見逃せません。特に大東建託の入居審査の難易度は、自社グループの信用保証会社(ハウスリーブ株式会社)を利用する独立系審査が主流であり、信販系の信用情報に傷がある方(いわゆるブラックリスト状態)や個人事業主、フリーターであっても柔軟に審査を通過できる傾向があります。また、初期費用のクレジットカード決済や退去時のスマート手続きなど、システム面の利便性は業界最高峰の水準にあります。ただし、契約プランによっては大東建託の短期解約違約金が設定されているため、数ヶ月単位での退去が見込まれる短期利用では注意が必要です。