冷却スプレーは配合成分や冷却のメカニズムによって、大きく「肌用」「衣類用」「スポーツ用(アイシング)」の3タイプに分かれます。これらを混同して使用することが事故の直接的な引き金となっています。
【肌用冷却スプレー】
皮膚への安全性を考慮した低刺激処方で、清涼成分であるメントールや保湿成分、パウダーなどが配合されています。皮膚表面の熱を奪いながらサラサラ感を維持するものが多く、日常的な外出前や汗をかいた後のリフレッシュに適しています。
【衣類用冷却スプレー】
服の繊維にエタノールや高濃度メントールを付着させ、汗(水分)と反応して持続的な冷感を発生させる仕組みです。これを直接素肌に噴射すると、高濃度アルコールによる激しい肌荒れやかぶれ、急激な冷気による凍傷を招くため、絶対に素肌へ直接吹きかけてはいけません。
【スポーツ用(アイシングスプレー)】
部活動や競技中の打撲・捻挫などの応急処置を目的とした製品です。メントールによる感覚的な冷感ではなく、患部を物理的に急冷して炎症を抑える強力なガス噴射を行うため、冷却力は全タイプ中トップクラスです。薄いタオルや衣服の上から短時間だけ吹きかけるのが正しい使用法です。