東京メトロ東西線といえば、首都圏有数の利用者を抱える主要幹線として知られる。しかし、落合駅のホームに立つと、どこか他駅とは異なる独特のゆとりを感じるはずだ。高田馬場のような学生街の騒々しさもなければ、中野のようなサブカルチャーの熱気とも適度な距離を保っている。一言で言えば「静けさと利便性を兼ね備えた大人のベッドタウン」なのだ。
駅周辺には派手な大型ショッピングモールこそ存在しない。だが、それこそがこの街の住みやすさを支える防波堤となっている。深夜まで酔客で賑わうエリアが限られているため、夜間は驚くほど静粛。治安の良さも近隣の繁華街エリアと比較して安定しており、一人暮らしの女性からファミリー層まで安心して暮らせる環境が整っている。刺激が欲しくなれば自転車でわずか数分走らせるだけで中野や高田馬場へ出られるため、「暮らす場所」と「遊ぶ場所」を完璧に分離できるのが魅力だ。