辛さを最も素早く、かつ自然にマイルドへと変化させる主役が乳製品です。唐辛子に含まれる辛味成分「カプサイシン」は脂溶性(油に溶けやすい性質)のため、乳脂肪分がカプサイシンを包み込んで舌の受容体に直接触れるのを防いでくれます。
カレーをまろやかにする牛乳や生クリームは、煮込み終えたカレーに少しずつ加えるのが鉄則です。1皿あたり大さじ1〜2杯を目安に回し入れ、弱火で軽くひと煮立ちさせます。生クリームを使えば洋食レストランのようなリッチでコク深い口当たりに仕上がります。
さらにカレーの辛さ緩和に絶大な効果を発揮するヨーグルトは、爽やかな酸味とともにスパイスの角を滑らかに削ぎ落としてくれます。無糖プレーンヨーグルトをしっかり混ぜて滑らかにしてから、大さじ1杯ずつ鍋や器に溶かし込みます。酸味が加わることで、本場インドのバターチキンカレーのような奥深いコクが生まれるのも魅力です。
熱々のカレーにとろけるチーズや粉チーズをトッピングするのも手堅い手法です。チーズに含まれる豊富な油脂分と濃厚なタンパク質が辛さを強力にブロックし、子どもでも夢中で食べられるコクうまカレーへと格上げされます。