現在、日本のカラオケボックス業界は人件費や光熱費の高騰による値上げラッシュに見舞われている。多くの大手チェーンが室料とは別にドリンク1品の注文を義務付ける「ワンオーダー制」や、ドリンクバーの追加料金を課すなか、カラオケJOYJOYの戦略は異彩を放つ。
株式会社東和が創業以来守り続けるコンセプトは、明朗会計とエンタメ機能の集約だ。部屋代を払うだけで追加の飲み物代を気にせず歌い続けられるモデルは、消費者にとって圧倒的な安心感を生んでいる。しかも一部のプランでは夜間にアルコール飲み放題まで標準セットになるため、居酒屋で二次会を行うよりも圧倒的に安く収まる。この尖ったコスト構造こそが、熾烈な競争を勝ち抜いてきた最大の強みだ。